中古車販売店の「車体価格」以外に必要な「諸費用」ってわかりづらい方も多いのではないでしょうか?
例えば、車体価格100万円の車を購入すると、税金など諸費用など含めると120万〜130万になる事があります。
これを「総額表示」と呼んでいるのですが、中古車検索サイトなどで「価格帯から検索」をした場合、検索にヒットする「価格」は、「総額表示」の車もそうではない車(車体価格のみ)も一緒に扱われてヒットするので、掲載している販売店からすると、「総額表示で掲載していると、車体価格だけを表示している車と比較されてしまうので、公平ではないのでは?」という声も上がってきております。
「総額表示」は一般ユーザーにはとてもわかりやすい表示価格ですが、販売店からしてみると、「総額表示」をすることがデメリットになっている場合もあるようです。
今まで、ルール化されていなかったので、まだまだ「車体価格」のみを表示している販売店も少なくありません。
しかし、今回「総額表示」がルール化されるという事が検討されているようです。そうなると販売店が横並びで「総額表示」で掲載されると考えられますが、実はそうではないのです。
これはあくまでも「自動車公正取引協議会」がルール化を検討している事で、法律ではないのです。
全国すべての中古車販売店が自動車公正取引協議会の会員になっている訳ではない事もあり、仮にこれがルール化された場合でも、どのように影響がでてくるかはまだ判断がつかないのが現状です。
一つ言える事は、中古車の購入を検討されている場合、比較している車の「支払い総額」を必ず確認してから「比較」する事をお薦めいたします。